クラウドローンの価値と、事業に携わる意義や可能性を、戦略アドバイザーと取締役でディスカッション
未来を選べる価値観を、当たり前にしていこう

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代表取締役/CEO
村田大輔
住信SBIネット銀行株式会社からスタートアップ企業2社を経て、2018年クラウドローン株式会社を設立。
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取締役/CTO
逢沢達也
Webサービス系企業ほか複数のスタートアップや事業会社にて技術開発・支援を行う。クラウドローン創業メンバー。
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戦略アドバイザー
鳥越啓作
コンサルティングファーム勤務後、楽天・鎌倉新書等等で事業の経営改善・子会社の経営やM&Aに携わる。2025年クラウドローン戦略アドバイザー就任。

Mission
ミッション
お金の流れが未来をつくるその役に立てる事業
クラウドローンの事業は社会にとってどんな価値があるのか、改めてお考えをお聞かせください。
村田:
クラウドローンは、ローンを検討する利用者がオンラインで複数の銀行から実際の金利でプランの提案を受け取れるサービスです。従来の店舗訪問や書類準備、審査待ちといったハードルを一気に解消しました。
フリーランスや副業など、働き方の多様化により従来の与信制度では対応しきれない層が増加する一方、銀行(特に地方銀行)は優良なローン商品を開発しても告知手段が限られ、店舗も縮小傾向にあります。こうした両者を適切にマッチングするプラットフォームであることがクラウドローンの価値です。
鳥越:
日本では借金というとよくないイメージがありますが、お金を貯めてから家を買おうとすると、買える頃には子は独立して大きな家は不要になるかもしれませんよね。ローンは、その時に価値あるものへの投資になるわけです。ただ、利用者は事業者に勧められたローンをそのまま利用することが多く、もっとお得な選択肢があったとしても、それを知る手段がありませんでした。自分で選んで賢く借りる、という意味でクラウドローンは非常に有意義だと思います。
逢沢:
クラウドローン設立時に定めたミッションは「すべての人に経済的に物事を選択する自由と、融資についての情報格差のない社会をつくる」でした。昨年、これを「資金の流れを最適化し、未来への挑戦と成長を支える」に改めました。なぜかというと、ローンに限らず個人と銀行とのつながりでお金の流れが生まれれば、モノやコトの流れも生まれ得る、それが日本の未来につながる、私たちも何かその役に立てるのではないかと考えたからです。

Challenge
挑戦
人生を投資するならよい機会のある環境へ
資金の見通しを得ることで選択肢を広められれば、挑戦につながりますね。
逢沢:
社会人が大学で学び直しをしたり、高度な専門知識を身につける際には、200〜300万円程度の資金があれば十分に可能性が広がります。その投資によって新たな未来が切り開かれるのであれば、挑戦してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。そして同様に、クラウドローンのようなスタートアップ企業で働くことも、また一つの大きな挑戦と言えるかもしれません。
鳥越:
就職先は人生に変化をもたらす要素ですよね。「自分の人生をどこに投資しますか?」という意味では、私たちはよい機会を提供できると思います。それだけ可能性のある事業だということです。会社としてさまざまなチャレンジをしていますから、メンバーにもその中でさまざまなミッションを担当していただくことになると思います。それはご自身の成長にもつながりますし、知らない分野のことは詳しいプロがしっかり支えますので、ぜひ飛び込んできてほしいですね。
村田:
人に信用してもらう、という部分もそうかもしれません。融資では返済実績という定量的な信用が重要ですが、それと同じように「この人なら仕事を任せられる」「この人に依頼したい」といった人としての信頼関係を築くことも、会社が大切にするバリューのひとつです。お客様や同僚から信頼される人柄や仕事ぶりを心がける方は、クラウドローンの働き方に合うのではないかと思います。

Future
将来
新しい“当たり前”をつくる仕掛け人の輪へ
現在までの事業の成長をどのように見ていらっしゃいますか?
村田:
直近ではメディア活用の成果もあって、特にマイカーローンを必要とする方への認知が格段に広がってきた実感があります。集客側となる企業との提携も増えていますし、何より貸し手となる金融機関との提携が増えてきたことに成長の手応えを感じています。
今後の戦略、ビジョンとしてどのようなことをお考えですか?
鳥越:
私たちの事業には、融資のマッチングサービスにとどまらない可能性があると考えています。現在、クラウドローンの存在に気付いて実際に利用しているユーザーは、お金周りの情報に対して感度の高い人です。しかし、熱心に情報収集して熟考する人は多くなく、大抵は手近な選択肢を選びがちです。それはローンだけでなく、NISAやiDeCo、細かいものではクレジットカードのポイントなど、お金に関わる多くのサービスに当てはまることです。
逢沢:
確かに、現状は感度の高い人に届いている段階です。次は、そうでない人にいかに届けるかを考えなくてはなりません。NISAやiDeCoも、知ってしまえば「なぜ今まで使わなかったのか」と思いますが、それに近い“何か”を乗り越えさせる働きかけが必要です。クラウドローンが“当たり前”になるにはまだ課題がありますが、大きな可能性でもあります。これから入社される方には、私たちと一緒にその“当たり前”をつくっていっていただきたいと思います。
村田:
スマホ決済サービスのように、世の中への定着を融資の分野で成し遂げていきたいです。クラウドローンを知ってもらうと同時に、ローンに対する不安や面倒なイメージを変え、人生をより良くするための戦略的な投資手段として認識してもらうことが大切です。リフォーム、マイカー、教育、事業展開など、ローンは将来への前向きな投資になりうるものです。これから入社する方々には、一緒にその価値観の転換を広げる"仕掛け人"になっていただきたいですね。
